spモードについて

WindowsMobile

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ドコモのSmart Phone 向け新ISPサービス spモードについて、2010/9/1からのサービス開始(受付も同日から)に向けて、詳細がわかってきましたのでまとめてみました。

spモードとiモード、mopera Uとの比較

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spモード最大の特徴は、iモードと同じく「docomo.ne.jp」のメールアドレスを使えることです。ただし、共用できるのはメアドのドメインだけで、それぞれ別の契約であることから、メールアドレスはそれぞれの契約に応じて発行されます。従って、spモードとiモードを重畳して契約した場合には、それぞれでメールアドレスが発行されます。 従来iモードで利用していたメールアドレスをspモードで利用したい場合は、iモード(spモード)の廃止とspモード(iモード)の新規申込を行うことで相互にアドレスを引き継ぐことが可能です。ただし引き継げるのはアドレスだけで、センターに保管されていた未受信メールは引き継げないようです。 ドコモは、ISPセット割を提供していますので、iモードとspモードを重畳契約した場合、それぞれが157.5円割引となり、合計で315円しかかかりません。moperaUスタンダードプランとiモード、spモードの重畳契約も可能ですが、その場合はmoperaUスタンダードプランに157.5円のISPセット割を減額した、367.5円が加わり、合計で682.5円となります。   moperaUの公衆無線LANオプションのようなサービスはspモードにはありません。したがって、Mzone(840円/月)を別途契約するか、moperaUスタンダードプラン(525円)+ U「公衆無線LAN」コース(315円)の契約をする必要があります。spモードと重畳契約を考慮すると、ISPセット割の適用を考えてmoperaUスタンダードプラン+U「公衆無線LAN」コースを契約した方が毎月157.5円お得です。

 

気になるポイント

spモードはpush、疑似push?

iモードメールは、iモード対応携帯にiモードセンターから制御用の特殊なSMSが着信することで、そこから携帯がセンターにメールを取得しに行きます。ユーザーから見ると、センターからメールがpushされているように見えます。メールを取得する以外は原則通信は行っていません。iモード以外では、moperaUとM1000の組み合わせで実現されていたmoperaメールのpushメールもこの方式です。

一方で、最近のスマートフォンには マイクロソフトのExchangeサーバーの DirectPushに対応した疑似プッシュ機能が搭載されています。これは、スマートフォンが常にバックグラウンドでメールサーバーへの通信セッションを確立しており、メールサーバーにメールが着信した際に当該のセッション上で通知を受け、それを受けてスマートフォンがメールを取得しにいく仕組みです。androidのGmailも、マイクロソフトの「ActiveSync」に関するライセンス供与を受けており、MMS/SMS以外のEメールにおけるpushメール(iphoneやandroidのGmailなど)はこの疑似pushです。この方式は常時通信セッションを確立しているため、バッテリを消耗することが弱点です。

spモードのメールは、iモード同様のpushメールを採用しています。androidではGoogleアカウントとの同期を設定すると常に接続していますし、WindowsPhoneではActiveSyncを設定するとバックグラウンドで常に接続していますので、それらをオフにしてspモードを使うとバッテリ消費の観点からもspモードのメリットがあることになります。

spモードは無線LAN接続時に送受信できる?

spモードのメールサーバーは、spモード専用APNに接続して直接spモードのISP網内に入らないとアクセスできません。従って、無線LAN接続ではspモードは送受信できません。FOMAエリア内であれば無線LAN接続中でも着信通知の制御SMSは受信しますので、そこからFOMA接続に切り替えてspモードを取得する必要があります。 (この場合に、Windows Phoneやandroid端末がspモードメールの送受信時に強制的にFOMAに切り替えてくれるかは実機の操作をみて確認したいと思います。)

spモードのメールはファミ割の無料対象?

spモードから送受信するファミ割グループ回線宛のメールはファミリー割引グループ内のメール無料対象外となります。 ただし、相手先がiモード対応機種だった場合はその相手側は無料対象となります。

spモードを利用するまで

(1)端末によって異なる事前準備

お使いの端末に応じて、必要な事前準備が異なります。必要な事前準備は以下の表の通りです。

 

機種

事前準備内容

Xperia

spモード対応バージョンアップが必要
(PCから、またはOTA)

T-01A

WM6.5にバージョンアップが必要

SC-01B

事前の設定は不要

T-01B

事前の設定は不要

LYNX SH-10B

事前の設定は不要

(2)spモード申込

申込受付はサービス開始日からのようです。ドコモショップ、MyDoCoMo等  151での申込が可能になるようです。

(3)端末へのAPN設定

spモードを契約したら、スマートフォン端末に「spmode.ne.jp」のAPNを設定しましょう。moperaU同様、ユーザー名、パスワードは不要ですがspモードを契約している回線からしか接続出来ないと思われます。

(4)spモードアプリのダウンロード、インストール

サービス開始以降、ドコモマーケット(http://www.dcm-gate.com/)からダウンロードが可能になるようです。

 

その他詳細は、ご利用ガイドブック(spモード編)がドコモHPからDLできますので、これを見ながら9月1日を待ちましょう。私はT-01Bを発売日に購入したので、この端末でサービス開始日から利用する予定です。キャンペーンで5ヶ月+加入月はspモードの月額料金も無料になりますしね。

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