Twonky Server／Twonky Media Server に関するTips

Twonky Server／Twonky Media Serverについて２つほどTipsを。

トランスコーディングを有効にする

TMSをインストールした直後は、以下のように音楽、ビデオのトランスコーディングは無効になっています。

これを有効にするには、以下の手順を実施します。

1. WHSにTwonky Server ／ Twonky Media Server をインストールします。
2. ここから、FFmpegのWin 32-bit用のビルドをダウンロードします。
3. ダウンロードしたファイルをWinRAR等で解凍し、binフォルダ内にある３つのexeファイルを、WHSのC:\ffmpegフォルダにコピーします。
   
4. WHSのC:\Program Files\TwonkyMedia\cgi-binに m4a-mp3.desc ファイルを作成し、中には以下のように記載し保存します。

# transcode audio (mp4 to mp3)
#(c) 2008 by PacketVideo
exec: ffmpeg -i $infile -f mp3 -acodec libmp3lame -ab 320K $outfile
# capabilities
from=audio/mp4
to=audio/mpeg
asynchronous
priority=idle

1. Twonky Server ／ Twonky Media Server を再起動します。
2. 再起動後に、WHS上でhttp://localhost:9000/config にアクセスすると、トランスコードオプションを選択出来るようになります。

ここでのトランスコードは、C:\Program Files\TwonkyMedia\cgi-binフォルダ内の desc ファイルに記載された設定に基づいて行われます。必要に応じ、descファイルの内容を編集する必要があります。

また、音楽のトランスコードは、上記のdescファイルはm4aをFFmpegを用いてmp3に変換するだけですが、たとえばFLACを別途インストールして、FLACからmp3やwavに変換することなども可能になります。腕に覚えのある方はご自身で調べてみてください。

Twonky Server 6.xで実装されたアグリゲーション機能

Twonky Server 6.xでは、他のDLNAサーバー内のコンテンツを統合して、Twonky Server から配信することが可能になります。たとえばLAN内に複数のDLNAサーバーが存在しているが、インターネットからアクセス出来るのはTwonky ServerがインストールされたWHS１台だけといった場合に、非常に便利な機能です。

上記のようにアグリゲーションをサーバー毎に設定すると、Twonky Server内のコンテンツと他のDLNAサーバー内のコンテンツが統合されてTwonky Serverの画面に表示されます。外出先から複数のDLNAサーバー内のコンテンツにアクセスしたい場合は、このTwonky Serverの機能を使うとさながらDLNAリバースプロキシ、DLNAゲートウェイとでもいいましょうか、そのような使い方が可能になります。
# インターネットからのアクセスには、Twonky Server 6.1 alpha とmyTwonky.comの利用が必要です。https://mytwonky.com/mytwonky/home.html
Twonky Server 6.0.30からはTwonky Media Server5.x同様リモートからブラウザ経由での再生が可能です。TwonkyServer 6.0.30以降で外出先からストリーミングを参考にしてください。