Windos Home Server 2011/Small Business Server 2011 Essentials/Windows Storage Server 2008 R2 の3製品はベースを同じくした派生製品となっており、各製品固有機能に関するものを除いた多くのTipsはこの3製品の間で共通的にあてはめて考えることが可能です。
TechNetにこれら3製品に共通する2つのTips(英語)が新たに掲載されました。
How to repair certificate issues in Windows Small Business Server 2011, Windows Home Server 2011 and Windows Storage Server 2008 R2 Essentials
証明書に関する問題を修正する方法。証明書に問題があると、
- サーバーダッシュボードを開くことが出来ない
- services.msc アプレットを使って、”Windows Server ”で始まるサービス(たとえば “Windows Server Storage Service”などを開始出来ない)
- %programdata%\microsoft\windows server\data\CAROOT.cer をダブルクリックして開き、[証明書のパス]タブを開いた際、“この証明書は無効か正しくありません”といった趣旨のステータスが表示される。
- クライアントコンピューターのスタートパッドからサーバーに接続することが出来ない
といった事象が発生します。これは主にサーバーに日付を変更した場合に発生します。そのほかにもサーバー名やワークグループ名を変更したりした場合にも同様の問題が発生します。日付を変更した場合は上記のTipsに記載されている方法で証明書を修復することで事象が回復します。サーバー名やワークグループ名を変更した場合は原則再インストールをお勧めします。
Troubleshooting Client Deployment Issues when using Windows Small Business Server 2011, Windows Home Server 2011 and Windows Storage Server 2008 R2 Essentials
クライアントPCの展開に関連する以下のような問題に対するトラブルシュート。
- コネクターのインストールに失敗する
- サーバーパスワードにバックスラッシュを含んでいたり、クライアントPCでWindows Media Center サービスが開始されていない場合に予期しないエラーが発生しましたという趣旨のエラーが表示されて、インストールに失敗する
- タスクイメージが壊れているためにタスクスケジューラーがタスクを完了出来なかった場合に、予期しないエラーが発生したため、インストールがキャンセルされましたといった趣旨のエラーが表示される。
- コンピューターは同時に1つのサーバーにしか接続出来ません。コネクターをアンインストールして再度インストールしてくださいといった趣旨のエラーが出る。
- “別のインストールが実行されているか再起動が保留されている”といった趣旨のエラーが表示されてコネクターがインストール出来ない
- インストールされているサーバーコネクターのバージョンがサーバーよりも新しいためサーバーに接続出来ないとった趣旨のエラーが表示されてスタートパッドからダッシュボードを開くことが出来ない
- サーバーにアップデートを適用した後、クライアントコンピューターからサーバーに接続出来ない
といった問題に関するトラブルシュート。事象によって、対象となる製品が異なる場合があるため詳細はリンク先のURLを確認してください。
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