Windows Home Server V1の クライアントリストアCD に自分のマシンのドライバーを統合する

WHSの最大の特徴であるクライアントバックアップですが、バックアップイメージからリストアする際にリストアCDが必要になります。その際に、WHS V1のリストア環境では Windows Vista x86用、WHS2011のリストア環境はWindows 7 用 x86 または x64のネットワークカード用ドライバーが必要になってきます。

ウィザード上認識されているようにみえても正しく動作していない場合があり、特にRealtekのチップが搭載されている場合、ドライバーの動作が厳しいので手動でドライバー適用しないとまず間違いなく動作しないと思って頂いて構いません。

ドライバーを手動で適用する手順は、以前紹介していますので、今回はリストアCDにドライバーを統合する手順を紹介します。以前はX:\Filesというドライバ適用済みのリストアCDも存在していたのですが、今では入手出来なくなっているため、自分で作成する手順を説明します。

用意するもの

準備:ドライバーの用意

ドライバーの入手

リストアCDに統合するドライバーを用意します。たとえば各ベンダーのドライバーをまとめて統合したい場合は、driverpacksを利用します。こちらからVista/7 x86用のdriverpackをダウンロードします。driverpackはtorrentでしかダウンロード出来ないようです。
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特定のチップセットのドライバーを統合したい場合は、当該のチップセットのVista x86用のドライバーを入手します。
Realtekならここから入手します。

Windows Vista AIK のインストール

Windows Vista AIK をダウンロードし、PCにインストールします。

workフォルダーの作成

  1. Cドライブ配下にworkフォルダーを作成し、その下に、disk、drivers、mount フォルダーを作成します。
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  2. diskフォルダーに、WHS V1のリストアCDの中身を全てコピーします。
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  3. drivers フォルダーに、用意したドライバーをフォルダー毎保存します。今回はRealtekからダウンロードしてきたドライバーを解凍してx64用を削除してx86用のみにし、そのままdriversフォルダーに保存しました。後に利用するコマンドで、サブフォルダー含めて再帰的にインストールするため、フォルダー構造はここでは気にする必要はありませんので、適用したいドライバーを解凍したらフォルダー毎どんどん保存してください。
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ここまで用意出来たら、次はリストアCDにドライバーを統合する手順に入ります。

Windows Home Server V1 のリストアCDにドライバーを統合する手順

  1. コマンドプロンプトを管理者として実行し、cd c:\work と入力してエンターを押下します。
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  2. "C:\Program Files\Windows AIK\Tools\x86\imagex" /mountrw C:\work\disk\sources\boot.wim 1 C:\work\mount
    と入力してエンターを押下します。
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    このコマンドで、リストアCDをマウントします。正常にマウントが完了すると、以下のようになります。
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  3. まず、リストアCDでメモリーを512MB以上を選択して起動した場合のWinPE環境に、用意したドライバーを適用するために以下のコマンドを実行します。
    for /R C:\work\drivers %i in (*.inf) do "C:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools\peimg" /inf=%i c:\work\mount\windows
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    C:\work\driversフォルダー配下に保存された全てのドライバーを、インストーするするため、ドライバーの数に応じて時間がかかります。正常に完了すると、以下のように表示されます。
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  4. 完了したら、C:\work\disk配下のフォルダーをUSBメモリーにコピーするか、UltraISO等のツールを用いてISOファイルとして焼きます。

作成したUSBメモリーまたはISOを焼いたCD-ROM等でクライアントPCを起動すると、ドライバーが適用された状態になっているため、リストアに関するトラブルに見舞われることもないでしょう。最新のハードを利用していたり、Realtekのチップセットを搭載したMBをお持ちの方は手間ではありますが一度このようにドライバーを統合したリストアCDを作成しておくと良いと思います。

WHS2011のリストアCDにドライバーを統合する手順は次回。

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