Windows Home Server にOSの再インストールが必要な障害が発生した場合、または評価版から製品版に移行する場合には [サーバーの再インストール]が必要になります。 これはWHSのインストール中に選択可能な特殊なインストールオプションで、共有フォルダやクライアントPCのバックアップを維持したまま、システムの再インストールが可能です。一方で、設定済みのユーザーアカウントや、インストール済みのアドイン、 WHSの設定などは全て再度設定が必要となります。
サーバーの再インストール方法:
- サーバーをインストールメディアから起動する
- サーバーに接続されたハードディスクドライブが表示される[追加の記憶域ドライブ]の画面で、全てのHDDが認識されていることを確認します。
もしこの画面で認識されていないHDDがあった場合には、USBメモリ/FDD等にドライバを保存し、[ドライバの読み込み]を押下、お使いの環境に合わせて適切なドライバをインストールして認識させます。 - 正しくHDDが認識されている場合、インストールの種類を選択する画面で、2つの選択肢を選択可能になります。[新規インストール]と[サーバーの再インストール]です。
[サーバーの再インストール]を選択します。もしこの画面で選択肢が2つ出てこない時には、次に進んではいけません。新規インストールを選択すると全てのHDDのデータを消去してクリーンインストールが実施されます。
- [サーバーの再インストール]を選択すると、再起動してテキストモードセットアップ(青地に白抜き文字の画面)の画面に移行します。
SATAのAHCIモードでインストールする場合等、ドライバが必要な場合は[Press F6 if you need to install a third party SCSI or RAID driver…]と表示されている状態でF6を押し、以降の画面でUSBメモリ/FDD等からドライバを追加します。 - 再インストールの場合は時間がかかります(セカンダリHDD内のShadowから、プライマリHDDのTombstoneを再生成するRebuild Primaryプロセスが行われ、サーバーの共有フォルダの復元が行われるため)。ウェルカムスクリーンが出るまで待ちます。
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