【ご注意ください】株式会社JMT、エヌティーサポート、ベイシスイノベーション、株式会社RGイノベーションといった悪質な代理店がNTTを名乗って So-Net NURO光、ソフトバンク 光、U-NEXT 光の詐欺まがいの勧誘をしている件

その他

先週のことでしたが、夜7時半頃(食事時のこの時間に掛けてくるのも非常に腹が立つ訳ですが)「いつもフレッツ光ご利用ありがとうございます。料金が変わりますのでご案内のお電話です。フレッツ光ご利用中でお間違えなかったでしょうか?」などという語り口で始まる電話がかかってきました。あたかも、NTTであるかのように会話を始め、「設置してある機器に書いてある番号を読み上げてください」などといってきます。

これは何のために聞いてくるのかと疑問に思っているのですが、おそらくGE-ONUの世代で光コンセント接続になっているか否かを判断しているのではないかと。光コンセントになっていれば、NUROのONU一体型TAを送付してくるだけ、そうでなければ光コンセント化の宅内工事をしてONU一体型TAを設置するという手配をしているのではないかと。

NTTの回線料金とONUは全く関係がないため、「は?何でONUの番号確認しないといけないの?」と問い返すと、「株式会社JMTというものですが、NURO光というサービスがありまして~」と始めました。冒頭の語り口はいかにもNTT関係のコールセンターであるかのように装っておきながら、実は全く以てNTTとは関係なく、So-NetのNURO光の勧誘電話だったのです。

「NURO光の提供事業者はどこだ?NTT装って電話してるんじゃないよ、責任者出せ。」というと、相手は「責任者は他の電話に係っております」の一点バリです。挙げ句の果てには、向こうから電話を切ってしまいました。

ちなみに私は、電気通信事業者に勤務していますので、普通の方よりもこういった話の内容は間違いなくよく理解出来る立場ですが、それでもこの電話が当初NTT以外の事業者の代理店からかかってきたものだとは全く分かりませんでした。これは非常に悪質です。ネットを調べてみると、どうも似た手口で複数の代理店が同様の所行を行っている模様(NURO光のエリア担当がNTTを名乗っている – Togetterまとめ)。私の知り合いの方にも同様の電話がかかってきたそうです。株式会社JMT、エヌティーサポート、ベイシスイノベーション、株式会社RGイノベーション、光サポートといった代理店がこのような勧誘を実施している模様。

もし同様の電話がかかってきたら、だまされないようにご注意頂くとともに、具体的事業者名を相手から引き出した上で、総務省の通信局、総務省電気通信消費者相談センター等(総務省|電気通信消費者情報コーナー|電気通信消費者相談センターとは)への苦情申告を実施されることをお勧めします(ただし個別の事案に対する対応は総務省は消費者ホットライン(全国統一番号) 188(局番なし)を案内しています。通報ではなく個別事象のトラブル解決が目的の場合は消費者ホットラインに掛けた方がよいかもしれません)。

固定・携帯問わず、消費者を騙すかのような代理店の存在は由々しき問題です。哀しいかな、こういった悪徳代理店は社会問題になるか、あるいは行政から電気通信事業者に対して強いお灸が据えられるかしない限り無くなりません。こういうときには然るべきところに声を上げることが重要です。

迷惑電話に困っているなら「迷惑電話チェッカー」も一考の余地あり

これらの悪質代理店にどれほど効果があるかどうかわかりませんが、そのほかでも迷惑電話にお困りの場合、迷惑電話のブラックリストに基づいて、かかってきた電話が迷惑電話かどうか判別し、自動的にブロックしてくれる「迷惑電話チェッカー」も便利です。高齢の家族が遠隔地に住んでいて、迷惑電話にひっかからないか心配だ、あるいは病気で寝ているのに迷惑電話で起こされたりするのがかわいそうで気になるといった場合、こういった商品を検討するのもよいかもしれません。

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この迷惑電話チェッカーは、「トビラシステムズ」という会社が登録している迷惑電話発信元のデータベースからの着信をブロックしてくれるものです。トビラシステムズのデータベースには、全国の警察本部等から提供される電話番号のほか、独自の調査で電話番号を登録しているようです。このデータベースを使って携帯電話キャリアも迷惑電話をブロックするサービスを提供しています。

参考:

固定回線に接続して、自宅への着信をブロックする「迷惑電話チェッカー」はワイモバイルオンラインストア から購入することができます。

機種・付属品一覧の、「ケータイ(PHS)」をクリック
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画面一番下の方の、「その他」から、「迷惑電話チェッカー WX07A」をクリック

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2015/2/3追記

総務省が苦情が多数寄せられている悪質な電気通信事業者2社に対して、文書にて指導した旨のリリースを2015年1月28日付けで出しました(遠隔操作によるプロバイダ変更等に係る不適切な勧誘方法等に関する指導)。
同様の事例に遭遇された方は、総務省電気通信消費者相談センター等への申告を引き続きお勧めします。

2015/9/23追記

NTT回線からソフトバンク光への転用を、言葉巧みにNTTであるかのようになりすまして(あるいは回線の工事が必要になったなどと虚偽の説明をして)、訪問営業している代理店があるようです。

 

上記の代理店名が名刺に記載されていたり、手渡された申込書に「ソフトバンク光」「Nuro 光」などと記載されていてそれらに申し込みの意思がない場合、明確に拒絶するとともに明らかに誤認を招く曖昧な説明をする代理店については、

  • その場で名刺などを受け取って、総務省の通信局、総務省電気通信消費者相談センター等(総務省|電気通信消費者情報コーナー|電気通信消費者相談センターとは)への苦情申告を実施する
  • 「帰ってください」と拒絶の意思を示したにもかかわらず退去しない場合、各県警の相談窓口(#9110にかけると、各都道府県警の相談窓口につながります)にその場で連絡する
  • (個人に限定)申込書等に署名してしまった場合、訪問販売の場合はクーリングオフの対象になりますので、8日以内に書面で手続きをしましょう。NTTの転用工事を完了されてからだとやっかいですので、NTTに対しても転用工事の拒否を連絡することをお勧めします。

等の対策をとることをお進めします。事実と異なる説明や、事業者名を隠しての勧誘は消費者保護法、特定商取引法などに反する立派な犯罪行為です。もし被害にあった場合にはNTTの工事まで日数がかかりますので慌てずに、泣き寝入りすることなくしっかりと対応しましょう。

2015/11/29追記

U-NEXTを名乗る業者から夜の20:50に同様にNTTを名乗る勧誘電話がかかってきました。発番は0120-981-750でした。早速迷惑電話お断りリストに登録しました。U-NEXTは転用番号を巡る悪質な営業で行政指導を受けているのに、懲りないですね。

2015/12/05追記

Hi-Bitに2回目の行政指導が出されました(光アクセス回線サービスの卸売を受けて提供するサービスに係る販売勧誘方法についての「株式会社Hi-Bit」に対する行政指導(警告))。同様の勧誘電話にあった方は泣き寝入りせず、通報あるいは消費者ホットライン(全国統一番号) 188(局番なし)への相談をお勧めします。

コメント

  1. ShiroYuki_Mot より:

    いつも有益な情報をありがとうございます。
    とても、参考になると思いましたので、自分の Blog にハイパーリンクを入れさせて戴きました。
    いつも、無断掲載で申し訳ありません。
    http://shiroyuki-mot-says.blogspot.jp/2014/11/pc-vicious-solicitation-201411.html
    その中に、ださっち さまのご紹介文(MVPご経歴 と ご職業(ご職種))を書いたのですが、
    もし、何かございましたら、修正訂正致しますので、ご連絡戴けたらと存じます。
    ご面倒をお掛けして申し訳ございません。

    • ださっち より:

      Shiroyuki_Mot 様

       いつもお世話になっております。
      過去に頂いたコメントに気がつくのがかなり遅く、お返事せずとなっておりました。
      大変申し訳ございません。

       また、今回の記事のリンクを頂きありがとうございます。何の問題もございません。
      拙いブログですが、どうぞ今後とも宜しくお願い致します。

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